整体は一般的に肩こりや腰痛など、筋肉や骨格への施術が中心というイメージがあります。
ですが、整体院のホームページを見ると「内臓の不調」や「ホルモンバランス」に対しても施術を行っている、と記載されていることが多く気になっています。
薬では治しづらい胃下垂のような症状にも、整体でアプローチすることは可能なのでしょうか?
もし可能であれば、どのような仕組みや施術方法になるのかも教えていただきたいです。
回答
とても良いところに目を向けています。
ここは誤解も多く、玉石混交になりやすい分野なので、期待できること/できないことをはっきり分けて説明します。
① 整体で「内臓」や「ホルモン」を扱うとはどういう意味か
まず大前提として――
👉 整体は内臓そのものを“治療”する医療行為ではありません。
ではなぜ
「内臓」「ホルモンバランス」と書かれているのか。
整体が扱っている本質はここです
内臓の位置
内臓を支える筋膜・靭帯
内臓とつながる自律神経
内臓の動きを邪魔している体の緊張
つまり
内臓“そのもの”ではなく、内臓が働きやすい環境を整えている。
② 内臓は「筋肉・骨格」と無関係ではない
これは医学的にも事実です。
内臓は宙に浮いていない
横隔膜
腹筋群
骨盤底筋
背骨・肋骨
これらに吊られ・包まれ・支えられている。
👉 姿勢が崩れる
👉 腹筋・骨盤底筋が弱る
👉 呼吸が浅くなる
この結果
内臓の位置・動きが悪くなる。
③ 胃下垂は「薬で治らない」のはなぜか
胃下垂は病気というより
構造的・機能的な状態です。
胃下垂で起きていること
胃を支える腹筋・靭帯の弱化
横隔膜の動き低下
猫背・反り腰などの姿勢不良
内臓が下に引っ張られる環境
👉 炎症や細菌が原因ではない
👉 だから薬の出番がない
④ 整体で胃下垂は「改善」するのか?
正直な答え
「元の形に戻す」ではなく
「症状が出にくい状態にする」ことは可能
整体でできること
横隔膜の動きを回復させる
腹部・肋骨周りの緊張を取る
姿勢を整え、内臓の“居場所”を作る
腹筋・呼吸の再教育
👉 結果として
胃もたれ
食後の不快感
下腹のぽっこり感
が軽減するケースは多いです。
※「一回で治る」系の表現には要注意です。
⑤ 「ホルモンバランス」についての正しい理解
ホルモンを直接いじることは整体ではできません。
しかし――
自律神経はホルモンと直結している
自律神経が乱れる
内分泌系(ホルモン分泌)が乱れる
整体ができるのは
👉 自律神経の緊張を下げること
特に
呼吸
首・背骨
横隔膜
骨盤
ここを整えることで
結果的にホルモンの“働きやすさ”が改善する、という意味です。
当院のエネルギー整体は.自律神経を整えるのに特化しています,
施術後、普段昼間寝ていない人が.疲れが出て2時間もぐっすり寝てしまったと言って、逆に文句を言ってこられました,私は自律神経が調整され、副交感神経が活発になったからだと説明しました,
⑥ お腹の筋肉を伸ばすストレッチ(安全・効果的)
胃下垂・内臓下垂が気になる方に向いているものを厳選します。
① 仰向け・腹部ストレッチ(基本)
やり方
仰向けで寝る
両膝を立てる
両手を頭の後ろに軽く添える
息を吸いながら、胸を天井に向けて少し反らす
お腹が「じわーっと伸びる」ところで
呼吸を3〜5回
ポイント
腰を反らしすぎない
痛みが出ない範囲で
② 立位・腹部前面ストレッチ(姿勢改善)
やり方
足を腰幅に開いて立つ
両手を腰に当てる
息を吸いながら、胸を開き軽く後ろへ
下腹が引き上がる感覚を意識
5呼吸キープ
ポイント
反るより「胸が上に伸びる」イメージ
首は詰めない
③ 横隔膜ストレッチ(かなり重要)
やり方
仰向け
片手を胸、片手をお腹
鼻から息を吸い
→ お腹と肋骨が横に広がる
口から細く長く吐く
→ お腹が自然に戻る
1〜2分
👉 胃を“上から支える力”を回復させます。
⑦ 40代男性への現実的な結論
整体は「内臓を治す」場所ではない
しかし
内臓が調子を崩す“体の土台”は整えられる
胃下垂のような問題は
姿勢・呼吸・腹部機能の再構築が本質
整体の価値は
目に見えない“環境”を整えることにあります。











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